糖尿病性血管障害から腎症、透析が必要になるメカニズム

糖尿病性血管障害による病気ーーー腎症ー透析が必要になるメカニズム

腎臓の内部には細い血管が球状に密集していて、糖尿病の治療が不十分な状態が続いていると、その血管の「血管障害」が進みます。それが腎症です。


腎症のメカニズムも自覚症状に現れにくいまま進行します。
むくみなどの自覚症状に気づくときは、透析治療を考えないといけない時期に近い段階です。

毎年1万数千人が糖尿病による腎症のために人工透析を開始していて、透析治療開始理由の第1位となっています。


動脈硬化による心臓や脳の病気のメカニズムは?

網膜症、腎症、神経障害の3つは、細い血管の血管障害「細小血管障害」によって引き起こされるものです。
しかし、糖尿病の治療が不十分な状態が続いていると、太い血管の血管障害「大血管障害(動脈硬化)」も進行します。


動脈硬化は長い年月をかけて少しずつ進のですが、ある程度まで進行してからは突然、 重大な変化を起こすことがあります。 
血管壁に溜まった脂肪分の塊(プラーク)が何かの拍子に破裂することがあるのです。

すると、皮膚をけがしたときと同じように、血小板が集まってきます。血小板は血液を固めて止血する成分です。


その血小板が、プラークの中にあった脂肪分などと混ざりあい、血栓(血液の塊)を作るので、そこから先への血流がストップします。


この現象が、心臓を取り巻く血管におこると「心筋梗塞」の発作、脳の血管におこれば「脳梗塞」の発作です。

監修:河盛隆造先生(糖尿病治療研究会幹事)(発行:科研製薬株式会社)糖尿病性血管障害より抜粋

血管は”からだ”のライフライン

人のからだの細胞が必要としている酸素や栄養素は、血液によって送り届けられています。 ですから血液の供給路である血管は、いわば”からだのライフライン”。

そのライフラインに障害が発生してしまうと、そこから先の細胞が生きていけず、筋肉や臓器などの活動が低下します昔から「人は血管とともに老いる」といわれてきました。


だれでも年とともに血管の老化現象が進行し、からだの機能が衰えていきます。

しかし、血管も、実年齢より老化が進んでしまっている人もいます。
血管年齢の個人差が生じる理由はどこでしょうか?


「糖尿病性血管障害」がその答えの1つです。


● 糖尿病の合併症とは血管障害のこと

糖尿病は「合併症の病気」と呼ばれるほどさまざまな合併症が起こりえる病気です。
そして、それらの合併症のメカニズムを調べていくと血管の老化現象「血管障害」が強く関係しています。

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